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広島市のアパート塗装|棟板金・鉄部のケレンと錆止め【2棟塗装工事④】
広島市で進めているアパート2棟の塗装工事。
前回は、外壁の傷みを確認しながら、ひび割れや欠損部分、コーキングなどを補修して、塗装前の下地を整えていく様子をご紹介しました。
今回は少し視点を変えて、屋根の棟板金や建物まわりの電気ボックスなど、金属部分の施工をご紹介します。
外壁塗装というと、どうしても広い外壁面を塗っている様子が目立ちますが、実際の現場ではこうした細かな部分にも手を入れながら工事を進めています。
今回の写真は、完成してしまうとほとんど分からなくなる工程ばかりです。
ですが、塗装工事の途中だからこそ見ていただきたい部分でもあります。
1. 屋根の棟板金も塗装前に状態を確認します
まず確認したのは、屋根の一番高い位置に取り付けられている棟板金です。

地上から屋根を見ると、棟板金の細かな状態まではなかなか分かりません。
実際に近くから確認すると、表面の状態だけでなく、板金と板金がつながっている部分なども見ることができます。
今回も、塗料を塗る前に、
・表面にサビが出ていないか
・古い塗膜に浮きや傷みがないか
・板金の継ぎ目に補修が必要な場所がないか
といった点を確認しながら作業を進めました。
外から見たときに「まだきれいだから大丈夫そう」と思える場所でも、近くから確認すると手を入れておきたい部分が見つかることがあります。
塗装は、現在の状態を確認せずに上から新しい塗料を塗ればよいというものではありません。
どのような状態になっているかを見たうえで、必要な準備をしてから次の工程へ進めていきます。
2. 棟板金をケレンして表面を整えました
こちらは、棟板金のケレン作業をしているところです。

「ケレン」という言葉は、普段の生活ではあまり聞くことがないと思います。
簡単にいうと、塗料を塗る前に金属の表面を整える作業です。
今回も道具を使いながら、表面の状態を確認して作業を進めています。
古い塗膜が弱くなっている部分やサビなどが残ったままでは、その上から新しい塗料を塗っても、下地との密着に影響する場合があります。
そこで、塗装する面を一度整えてから次の工程へ進みます。
見た目としては決して華やかな作業ではありません。
むしろ、工事が終われば「ここをケレンした」という跡を見ることもできなくなります。
それでも、金属部分を塗装する際には欠かすことのできない準備のひとつです。
●仕上がった色だけでなく、その下でどのような作業をしたかも塗装工事では大切です。
3. ケレン後は錆止めを塗っていきます
表面を整えた棟板金には、錆止めを塗布しました。

錆止めは、金属部分のサビを抑えるために使用する下塗り材です。
ここでポイントになるのが、錆止めだけを単独で考えないことです。
今回の施工でも、
状態を確認する
↓
ケレンで表面を整える
↓
錆止めを塗る
という順番で進めています。
錆止めを塗ってしまえば、先ほど行ったケレン作業はほとんど見えません。
さらにこのあと仕上げの塗料を重ねれば、錆止め自体も見えなくなります。
だからこそ、施工途中の写真を見ると、完成写真だけでは分からない工事内容が伝わりやすいと思います。
「塗装」という名前ではありますが、現場では塗料を塗っている時間だけが工事ではありません。
塗るための状態をつくっていくことも、大切な作業のひとつです。
4. 棟板金の継ぎ目は塗装だけでは終わりません
棟板金を確認していると、板金と板金がつながっている部分があります。

今回はこちらも状態を確認し、必要な箇所にはシーリング処理を行いました。
屋根塗装と聞くと、
「屋根に塗料を塗る工事」
というイメージが強いかもしれません。
もちろん塗装も大切ですが、実際には塗装する部材のつなぎ目や端部なども見ながら進めています。
特に屋根の上は、お客様が日常的に確認するのが難しい場所です。
そのため、工事をするときには表面だけを見るのではなく、近くから一つずつ状態を確認していきます。
広い面をきれいに塗るだけでなく、継ぎ目や端部など細かな部分にも目を向けながら進めることが、建物全体の施工につながります。
5. 同じ棟板金でも、すべてが同じ状態とは限りません


屋根の棟板金は、地上から見ると一本につながっているように見えます。
しかし実際には複数の部材が使われており、それぞれに継ぎ目があります。
また、日当たりや雨の当たり方などによって、同じ屋根の上でも状態に違いが出ることがあります。
そのため、
「こちらがこうだったから、全部同じだろう」
とは決めつけません。
今回のアパートでも、それぞれの箇所を確認しながら、ケレン、錆止め、必要な補修を組み合わせて施工しました。
すべての金属部分にまったく同じ処置が必要というわけではありません。
現在の状態に合わせて必要な工程を選んでいくことが大切です。
■屋根棟のジョイント部も同様に補修

棟部分のつなぎ目も確認し、コーキングでしっかりと処理。風雨による劣化を防ぎます。
棟板金の接合部も同様に処理を行いました。
見た目では分かりにくい箇所ですが、塗装後の持ちや雨仕舞いに大きく影響するため、丁寧な処理が欠かせません。
6. 外壁まわりの電気ボックスも一緒に施工
今回の現場では、屋根の棟板金だけではありません。
建物の外壁まわりに設置されている金属製の電気ボックスも塗装しました。

こちらもまず表面を確認し、ケレンを行っています。
外壁そのものと比べれば、小さな部分です。
ただ、建物全体の塗装が終わったあとに見てみると、このような付帯部分も意外と目に入ります。
外壁だけが新しくなり、金属部分だけ色あせやサビが目立っていると、せっかく塗装した建物全体の印象がまとまりにくくなることもあります。
そこで今回も、塗装対象となる部分については、外壁とあわせて施工を進めています。
7. 小さな鉄部も同じように下地から

電気ボックスも、ケレンをしたあとに必要な下塗りを行いました。
写真だけを見ると、棟板金とはまったく別の場所に見えます。
しかし施工の考え方は同じです。
現在の状態を確認して、必要な下地処理をしてから仕上げへ進みます。
アパート塗装では外壁や屋根の面積が大きいため、どうしてもそちらに注目が集まります。
一方で、雨樋や破風、板金、ボックス類など、建物にはさまざまな部材があります。
すべてを必ず塗装するという意味ではありませんが、現地調査の際には建物全体を見ながら、どこまで施工するかを確認しておくことが大切です。
8. 「塗る前」を見ると塗装工事の内容が分かりやすくなります

今回の記事では、完成した外観ではなく、あえて途中の工程を中心にご紹介しました。
ケレンしたところ。
錆止めを塗ったところ。
板金の継ぎ目を処理したところ。
どれも完成後には見えなくなる部分です。
ただ、実際の塗装工事では、この「見えなくなる部分」に時間を使う場面が少なくありません。
仕上げ塗料を塗ってしまえば、表面はきれいになります。
だからこそ、塗装前にどのような状態だったのか、どのような工程を経て仕上げたのかを確認できることは、お客様にとっても安心材料のひとつになると思っています。
完成後の見た目だけでは分からない部分も、施工途中の写真を通してできるだけ分かりやすくお伝えしていきます。
9. 今回は「外壁補修」とは別の工程をご紹介しました
前回の記事では、今回と同じ広島市のアパート2棟から、外壁の欠損やひび割れ、コーキングなどの補修をご紹介しました。
今回は、そこから一歩進んで、
棟板金の確認
ケレン
錆止め
板金の継ぎ目処理
電気ボックスなどの鉄部施工
をご紹介しています。
同じ建物の工事でも、施工する場所によって作業内容は変わります。
外壁には外壁の準備があり、鉄部には鉄部の準備があります。
こうして建物のそれぞれの部分を整えながら、全体の塗装工事を進めています。
👉 【広島市アパート2棟塗装工事③】外壁補修で下地を整える。塗装の仕上がりを支える大切な工程
10. 広島市でアパート塗装をご検討中のオーナー様へ
アパートの塗装を考え始めたとき、
「外壁だけ塗ればよいのか」
「屋根や鉄部はどこまで工事するのか」
「見積書に書かれている錆止めやケレンとは何なのか」
と分からないことも多いと思います。
実際には、建物の形や使用されている部材、これまでのメンテナンス状況によって必要な工事は変わります。
年数だけを見て一律に判断するものでもありません。
まず建物を確認し、
今どの部分に手を入れた方がよいのか、
まだ工事を急がなくてもよい部分はどこなのか、
今回の塗装範囲に何を含めるのか、
を整理していくことが大切です。
見積りでは金額だけでなく、「どこを、どのような工程で施工する予定なのか」まで確認しておくと、工事内容を比較しやすくなります。
今回ご紹介した広島市のアパート2棟も、外壁だけではなく、屋根や棟板金、鉄部など建物全体を見ながら工事を進めています。
塗装がすべて終われば、今回ご紹介したケレンや錆止めは見えなくなります。
そのときにきれいな仕上がりをご覧いただくのはもちろんですが、
「完成するまでに、こういう作業もしていたんだ」
と知っていただけるよう、今後も施工途中の様子を残していきたいと思います。
広島市や周辺地域で戸建住宅・アパートなどの外壁塗装、屋根塗装をご検討中でしたら、現地の状態を確認したうえで必要な工事をご案内しています。
「まだ工事をするか決めていない」という段階でも、まず建物の状態を確認しておきたいというご相談でも大丈夫です。