自動的に汚れを落とせる「光触媒塗料」の秘密　

外壁塗装を調べているとよく出てくる「光触媒塗料」。
「汚れにくい！」「セルフクリーニング機能がある！」と言われていますが、そもそもどうしてそんなことができるのか知っていますか？

それは塗料に含まれているある物質の特性があるからなのです。

今回、光触媒塗料についてどのような働きがあるのかご紹介していきたいと思います。

■ セルフクリーニングができる物質は「酸化チタン」

光触媒塗料の秘密は、「酸化チタン（TiO₂）」という白い粉のような物質。この酸化チタンが、太陽の紫外線を浴びることで、特別な働きをします。酸化チタンが紫外線を受けると、「活性酸素」という反応物質を生み出します。この活性酸素が、外壁に付いた排気ガスや油などの有機汚れを分解してくれるのです。さらに、光触媒の塗膜は親水性を持っていて、水となじみやすくなっています。
雨が降ると、壁についた汚れを浮かせて流してくれる＝「セルフクリーニング効果」が生まれるのです。

■ ちなみに光触媒塗料はこんなところにも！

電車の手すりや公共トイレの壁（抗菌・防臭目的）

マスクや空気清浄機（ウイルス分解）

自動車のボディや窓ガラス（汚れ防止）など

様々な面で使用されています。

光触媒塗料のカギを握るのは「酸化チタン」と「太陽の紫外線」。
『化学の力で汚れを分解し、雨の力で流し落とす』そんな便利で画期的な塗料なんです。

もし「外壁の汚れが気になるけど、頻繁に掃除できない…」という人にはぴったりの選択肢ですよ。