【広島市アパート2棟塗装工事⑤】A棟タスペーサー取付完了。B棟は屋根下塗りを終えて養生へ。仕上がりを左右する大切な前工程。

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【広島市アパート2棟塗装工事④】鉄部ケレンと錆止め塗装。見えない下地から長持ちする仕上がりへ。

広島市で進行中のアパート2棟塗装工事。

第5回の今回は、屋根の重要工程が中心となった一日でした。

A棟では、屋根塗装に欠かせない「タスペーサー」の取り付けが完了。

B棟では、屋根の下塗り作業を終え、外壁養生へと作業が移っています。

塗装工事は“仕上げの色”だけでは判断できません。

どれだけ丁寧に見えない部分を整えているかが、建物の寿命に直結します。

今回も現場の状況と工程を、写真とともに詳しくご紹介します

■ 今回使用した塗装材料のご紹介

▼屋根の下塗り材（シーラー）

屋根用の下塗り材。屋根材へ浸透し、上塗り塗料の密着を高める役割があります

▼外壁の下塗り材・関連材料

外壁用の下塗り材など、工程に必要な材料一式。現場ごとに必要量を計算して搬入しています。

▼外壁の上塗り材

外壁の仕上げに使用する塗料。耐候性が高く、建物を長く守るタイプの塗料です。

▼外壁用の上塗り塗料（色違い）

▼タスペーサー（縁切り部材）

今回の屋根塗装で使用するタスペーサー。

スレート屋根の排水経路を確保するための大切な部材です。

※屋根の上塗りに使用する塗料（屋根専用上塗り材）は、別日に搬入されます。

本日の工程では使用していないため、写真には含まれていません。

■ A棟｜屋根タスペーサー取り付けがすべて完了しました

スレート屋根を塗装する際、塗膜によって屋根材同士の隙間が塞がると、雨水の排水ができなくなってしまいます。

そこで必要なのが 縁切り（タスペーサー取り付け） です。

タスペーサーは排水の通り道を確保し、

・雨漏り

・湿気の滞留

・結露

・屋根材の腐食

といったトラブルを防いでくれる、非常に重要な部材です。

今回は下塗りを終えた屋根に、丁寧にタスペーサーを取り付けていきました。

▼タスペーサー差し込み作業

屋根材の重なりを確認しながら、専用部材を差し込んでいく様子。

▼位置の微調整

適切な位置・深さになるよう、道具を使って微調整を加えています。

▼全体に均等に取り付け

一定の間隔で全体にタスペーサーを配置していきます。

▼取り付け完了

これで屋根の排水経路が確保され、中塗り・上塗りへ進む準備が整いました。

A棟は、この後外壁の養生へと作業が移っています。

■ A棟｜外壁養生へ

窓、サッシ、配管、玄関など、塗装時に塗料が飛散してはいけない箇所を丁寧に覆っていきます。

養生は“塗らない場所を守る”ためだけではなく、仕上がりのラインを美しく出すためにも重要です。

A棟は明日、

● 養生の続き

● 外壁下地の補修（クラック処理など）

を進めます。

■ B棟｜屋根下塗り（シーラー）完了。明日はタスペーサー取り付けへ

B棟では、屋根の下塗り作業を終えました。

下塗りは、

・塗料の密着性を高める

・屋根材を強化する

・吸い込みムラを防ぐ

といった役割があり、屋根を長持ちさせるために欠かせない工程です。

乾燥も問題なく、次の工程に進む準備が整っています。

明日は

✔ 外壁養生

を予定しています。

■ 2棟同時進行でも丁寧な作業を徹底しています

アパートのように規模のある建物を同時に進める場合でも、当店では以下を徹底することで品質を守っています。

・場所ごとに担当を明確化

・日々の工程を写真で記録

・材料管理の徹底

・下地工程ほど丁寧に時間をかける

特に今回のような

「縁切り」

「下塗り」

「養生」

などは、仕上がりだけでなく耐久性に直結する大切な工程です。

どちらの棟も、屋根・外壁ともに仕上げ工程へ近づいてきました。

今後も丁寧に、そして確実に作業を進めてまいります。

次回の更新もぜひご覧ください。